黒は、かなり古くから認識されていた色の一つです。
太陽が神と崇められていた古代において、
その恩恵を充分に受け取ることのできる「明るい状態」を赤。
陽が落ちて夜になり、
翌日、朝陽が昇るまでの「暗い状態」を黒、と表現しました。
黒の中身は、決して何もないのではなく
「あるものが見えない状態」を指しています。
人の意識として捉えると、
それは「あるけれど隠したいもの」ということになります。
もしも今のあなたにとって、
黒が最も気になる色ならば、
自分自身を表現することがとても不安なのかもしれません。
自分の考えていることを否定された、
自分の行動を非難された、
自分の存在を歓迎してもらえなかった、
そんな経験がおありなのかもしれません。
その経験の繰り返しをおそれて、
自分自身を闇の中に隠してしまおう
という意識をお持ちなのかもしれないですね。
この黒という色を
積極的に「隠す」ことに使って
プロフェッショナルなイメージを創り上げることもできます。
どこかのお店のスタッフとして、
そこにいるのなら
「知識・経験は豊富でお客様から聞かれたらなんでも答えられるけど、
求められもしないのに出しゃばったりしません」
・・・・・という表現をするにはピッタリの色。
その、控えめでありながら、
充実した内面を持っていることが「高級感」を出すのに役立つわけです。
玄人(くろうと)というのも、プロフェッショナルだということになりますね。
もし、ご自身のクローゼットを開けてみて、
黒いお洋服ばかりが並んでいるのだとしたら
「何故、黒を選ぶのだろう?」と考えてみてください。
やせて見えるから ⇒ なぜ、そう見せたいのかな?
カラダの線がごまかせるから ⇒ なぜ、ごまかしたいのかな?
季節が冬に向かうから ⇒ 寒くなると黒がいいと決めたのは誰なんだろう?
黒が好きだから ⇒ いつごろから好きになったんだろう?きっかけは?
黒が似合うから ⇒ 他に、もっと似合う色があるかも?
色をきっかけに、自分自身と向き合う・・・・・・・・・・・。
そのことで、
暗闇の中に隠された自分自身の素敵な魅力を見つけ出すことが
できるかもしれませんよ。
自分で見つけたステキな魅力に自信を持って、
高級感をただよわせたプロフェッショナルなご自分を「黒」で演出してみてください。
かっこいい!!