2021/1/1
十日町織商さんが、
1981年に制定された12か月の季の色では
1月は『想い紅(おもいくれない)』
こんな色です。
1月は、新年を寿ぐ「赤い色」のイメージがあります。
花でいうなら、ツバキの赤。
艶やかな緑の葉
真っ赤な花弁
黄色い花芯
寒さの中に映えるアカというのは、
昔の人も、ひときわ注目したことでしょう。
平安時代の『かさねの色目』では
蘇芳と紅を重ねて
『椿のかさね』としました。
アカにアカを重ねる
寒さの中に映える色。
その色を吉岡幸雄先生は、
著書「王朝のかさね色辞典」の中で、
蘇芳と茜をかさねて表現しておられます。
旧暦の1月1日は、今年(2021年)は2月12日です。
例年なら、伊豆大島を始め各地で椿祭りが開催される頃。
寒さに中に春の日差しを感じられる日にも出会える頃です。
色彩心理において、色の中で最も熱い色が赤です。
「赤い椿」は、1月の色として
最もふさわしい色ではないでしょうか?
カラースクールT.A.A
彩り香®
藤田たかえ